日本出版学会 学術出版研究部会 開催 (2012年10月25日(木))

■日本出版学会 学術出版研究部会のご案内 (終了しました)

 学術出版の新しい流れと最近のトピック
  ~OAジャーナル・XML出版・科研費出版助成

日 時:2012年10月25日(木) 19:00~20:30 (開場18:30) (終了しました)
講 師:林和弘氏
     (元日本化学会,日本学術会議科学者委員会学術誌問題検討分科会委員)

【趣旨】
 出版業界の「電子化」がさまざまに議論されるなか,学術コミュニケーションの領域においては,早い時期から欧米の大手学術出版社などが電子ジャーナルを立ち上げ,近年はEブックやオープンアクセスジャーナルなどに取り組むなど,すでに多様な展開を見せている。本研究会では日本の論文誌のデジタル発信事業をリードしてきた元化学会の林氏をお招きして,欧米学術出版社,学会誌,研究図書館による学術情報流通の最先端を,国際的な動向を視野にいれながら紹介していただく。そのなかでの日本の学術出版の課題を探る。

【講師プロフィール】
 1995年ごろより日本化学会の英文誌の電子ジャーナル化と事業化を大学院時代のアルバイトを端緒に行う。電子投稿査読,XML出版,J-STAGEの改善,電子ジャーナル事業の確立と宣伝活動など,広いフェーズで実務に基づき考察と改善を加え,当該誌を世界最速クラスで発行する電子ジャーナルに整え,2005年にはオープンアクセス対応を開始し,ePub対応の技術立証も行った。その経験を生かして日本学術会議,SPARC Japanなどを通じて日本発の情報発信をより魅力的にするための活動も行う。電子ジャーナルの将来と次世代の研究者コミュニケーションのあり方についても興味を持ち,現在は某省庁で政策科学研究に取り組んでいる。

会 場:上智大学四谷キャンパス2号館5F 510会議室
     http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/map/map_yotsuya
(正門を入ってすぐ左手の,新しくて大きな建物が2号館です。[新宿通り沿いの北門から入る場合は,アーケードをくぐってすぐ右]エレベータで5階にあがり,案内板表示をご確認ください。学生食堂のあるフロアです。)

参加費:会員500円,非会員1000円
定 員:約30名

申込先
学術出版研究部会:橋元博樹(hashimoto@utp.or.jp
(件名に「研究会参加」とご明記のうえメールにてお申し込みください。満員等の場合のみこちらからご返信させていただきます)