■2018年度 日本出版学会 春季研究発表会

■ 日本出版学会 2018年度 春季研究発表会

 
日 時: 2018年5月12日(土) 9:30~17:30
会 場: 専修大学神田キャンパス 5号館
        東京都千代田区神田神保町3-8
        https://www.senshu-u.ac.jp/access.html
交 通: JR総武線・中央線「水道橋」駅 西口 徒歩7分
     東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線・三田線「神保町」駅 A2出口 徒歩3分
     東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線「九段下」駅 5番出口 徒歩3分
参加費: 会員 1,000円  一般 2,000円  学部生  無料(*学生証提示者のみ)
懇親会: 6,000円

 
【プログラム】
 09:00 開場・受付

《研究発表 第1分科会》 5号館4階541教室
 09:30 初期誌面内容の変化にみる『少女倶楽部』〈らしさ〉の創出  嵯峨景子
 10:00 近代メディアミックスの形成過程Ⅱ
       ――出版の音楽化と音楽出版を中心に  本間理絵
 10:30 戦後出版界の一コマ――水上勉の虹書房・文潮社時代  掛野剛史
 11:00 近代木版口絵とその二次利用の可能性  常木佳奈

《研究発表 第2分科会》 5号館4階542教室
 09:30 書店員特性からみた営業担当者の信頼性に関する研究  横山仁久
 10:00 2014年と2015年の紙発行書籍の電子書籍化率  伊藤民雄
 10:30 「情報の自治」に寄与するための取材・編集活動に根ざした
       冊子制作の教育上の意義と効果に関する研究  酒井信
 11:00 業界出版社・紙業タイムス社に関する一考察
       ――日米ビジネス文化比較の視点から  前田正晶

  〈休憩〉11:30~12:40

《2018年総会》 5号館5階551教室
 12:40~13:40

《日本出版学会賞授賞式》 5号館5階551教室
 13:40~14:10

《ワークショップ》  (会場:(1)(3)5号館4階541教室  (2)(4)5号館4階542教室)

(1)14:20~15:50 (5号館4階541教室)
   出版研究と大宅壮一文庫――ネット時代の雑誌専門図書館のあり方
     司会:塚本晴二朗  問題提起者:大道晴香  討論者:鳥山輝

 まず問題提起者大道氏より研究者の立場から、具体的な研究事例を提示し大宅壮一文庫の重要性を主張していただく。その後に鳥山氏より大宅壮一文庫の経営者の立場から大宅壮一文庫の現状と日本出版学会やマスコミ研究者に望みたいことを述べて頂く。その後フロアとともに日本出版学会が大宅壮一文庫のために何ができるのか、あるいはすべきか、語り合っていきたい。

(2)14:20~15:50 (5号館4階542教室)
   オープン化と出版産業の変化 学術ジャーナルを軸に
     司会者:鈴木親彦  問題提起者:天野絵里子  討論者:中西秀彦・中村健

 本ワークショップは、オープン化が出版産業にもたらす革新、その一方で生じた(今後生じると予測できる)現実の問題について、出版学の諸視点から議論を行い今後のモデルを作ることを目的としている。学術出版のオープン化について、大学において研究成果の発信を支援する立場から天野絵里子氏による問題提起を通じて状況を共有した後、日本の学術ジャーナル市場の各プレーヤーの状況について討論者が発言を行い、議論をすすめる。

(3)16:00~17:30 (5号館4階541教室)
   新しい「コミュニケーションの流れ」研究の方法論を考える
   ――雑誌とネット世論の繋がりの探り方を求めて
     司会:塚本晴二朗  問題提起者:笹田佳宏  討論者:茨木正治

 本ワークショップは、「雑誌が生み出す極化」を実証するための方法論を確立することを目的とする。そこでまず、これまでの研究経過を笹田佳宏先生にご報告頂き、残された問題点を浮き彫りにして頂く。これを受けて茨木正治先生に今後追求していくべき「コミュニケーションの流れ研究」の方向性とその方法論の確立について、雑誌とネット世論の繋がりを具体例として述べて頂く。その後は、フロアとともに、純粋に方法論の追求を試みたい。

(4)16:00~17:30 (5号館4階542教室)
   雑誌リテラシーと「MIE(教育に雑誌を)」運動を考える
     司会:植村八潮 問題提起者:梶原治樹 討論者:設楽敬一・野口武悟・阿部圭介

 雑誌は、世の中の多様な情報をパッケージ化したメディアであり、文芸や科学、スポーツなどの専門知識と出会う重要なメディアである。しかし、メディア環境の変化により、子供たちの雑誌不読率が高まっている。そこで、「朝の読書運動」や「NIE(教育に新聞を)」運動など、一定の効果を上げているメディアリテラシー活動を参考に、雑誌作りコンクールなど、学校教育の中に雑誌を取り入れる活動について可能性を議論する。

17:30 閉会

《懇親会》  1号館15階 ホール
 17:45~