国際出版フォーラムに参加して  近藤友子

■国際出版フォーラムに参加して

 近藤友子

 中国で発表する機会を得たことは私にとって大きな出来事であり,嬉しいことでした。行く前はとても緊張して落ち着きませんでしたが,現地の方々が暖かく迎えてくださり,また歓迎会等で多くの方々と交流することができ緊張も和らぎました。

 会場では中国語,韓国語,日本語,また英語などが飛び交いつつ,日々活発な発表や質疑応答が行われました。中国や韓国の方々の発表や質問は,日本とは違った視点なども感じられて興味深く,出版のみならずお互いの文化などについても理解する良い機会となりました。
 開催地の南京市は歴史のある古い大きな都市でした。また南京市近郊の揚州も訪れることができましたが,落ち着いた雰囲気で水のきれいな街でした。どちらの都市もあちこちで建築ラッシュの様子が見られ,躍動感のある中国を感じました。
 参加者の皆さまはとても親切で友好的であり,いつも参加人数の少ない日本人参加者一人一人のことを気遣ってくださり,言葉だけでなくボディランゲージや豊かな表情でコミュニケーションをはかってくださいました。このことは本当に有難く嬉しいことでした。こうした有意義な経験をすることができ,参加に関してお世話になりました多くの皆さまには本当に感謝しております。有難うございました。
 2年後は日本で開催予定であり,是非多くの皆さまに参加していただき,活発な討議と多くの交流の機会を得ていただきたいと思っています。