日本出版学会 出版技術・デジタル研究部会のご案内(終了しました)

■日本出版学会 2013年度・第6回 出版技術・デジタル研究部会のご案内(終了しました)

大和綴じ(綴葉装)実習 ~折丁構造の和装本を作る

講 師:櫛笥節男
    (元宮内庁書陵部図書課勤務、和洋女子大学文学科非常講師(書誌学)、
     東洋美術学校・造形美術保存修復学科講師)

日 時:2014年3月26日(水)18:30~20:30(18:10 受付開始)(終了しました)

定 員:30名 (定員に達したため、申し込みは締め切りました)

会 場:ハイテクセンター2階・第2会議室
     東京都中央区八丁堀三丁目17番9号 京華スクエア2階
     電話 03-3551-3200
http://mappage.jp/S/S00.php?X=2.4396023159993&Y=0.62258834459971&L=12&PKN=13102S000009

   東京メトロ日比谷線・JR京葉線「八丁堀」駅下車A3出口より徒歩2~3分
   都営地下鉄浅草線「宝町」駅下車A1・A2出口より徒歩7~8分

参加費:学会員1500円、非会員2500円(ともに材料費500円を含みます)

持ち物:はさみ

申込み・問合せ先:
日本出版学会事務局「出版技術・デジタル研究部会」
TEL 03-3313-7347 FAX 03-3313-7348 info@shuppan.jp

※「氏名・電話番号・ご所属・学会員か非学会員か」を明記の上、お申し込み下さい。
  満席でご参加いただけない場合のみ、ご連絡します。
  なお、参加できなくなった場合は、当日であっても必ずご連絡下さい。

◎開催趣旨
 「大和綴じ」は、平安時代から江戸時代にかけて行われた折丁構造を持つ和装本の形態で、「綴葉装(てつようそう)」「列帖装(れっちょうそう)」などとも称されてきた。よく知られている和本(線装本、四つ目綴じ)の本文紙が袋折りで片面印刷(または書写)であるのに対して、本書の本文紙は比較的厚手の和紙を用いて両面書写される。1本の綴じ糸の両端に針を付けて折丁(括、帖ともいう)を綴じていき、折丁の中央には綴じ糸が2本現れるのである。
 この仕上がりは、現代機械製本の「かがり綴じ」とよく似ている。では、「大和綴じ」と「かがり綴じ」は技術や素材などの点で、どのように異なるのだろうか。
 今回は、宮内庁書陵部において古来伝わる貴重な和本の数々を長年取り扱ってこられた櫛笥節男氏の指導のもと、実際に「大和綴じ」を製本してみることで、その方法と構造を理解し、「かがり綴じ」との相違点を実感しようという内容です。
 和装本についてのお話もうかがえる貴重な機会です。不器用な方でも丁寧に教えていただけるので、必ずできます。ぜひともご参加下さい。

主 催: 日本出版学会/出版技術・デジタル研究部会(担当/田中栞)