日本出版学会 関西部会のご案内(2017年9月21日開催)

■日本出版学会 2017年度第3回(通算第101回)関西部会のご案内(2017年9月21日開催)

テーマ:「出版メディアと「アイドル」:1980年代以降の動向を中心に」

 2017年3月に『「アイドル」のメディア史――『明星』とヤングの70年代』(森話社)を上梓した同志社大学の田島悠来会員を報告者に、江戸川大学の清水一彦会員を質問者にして、1980年代以降を軸に、出版メディアと「アイドル」をめぐる動向について検討を行います。
 『明星』(集英社)が『Myojo』となり刊行を続ける一方で、87年に休刊した競合誌『平凡』の平凡出版(マガジンハウス)で雑誌編集に携わってきた清水会員の目に、80年代以降の状況はどう映ったのか。研究報告を踏まえながら、「当事者」の語りに耳を傾けていきたいと思います。

日時: 2017年9月21日(木)18時00分~20時00分
報告者: 田島悠来(会員、同志社大学)
質問者: 清水一彦(会員、江戸川大学)
司会者: 中村 健(会員、大阪市立大学)
会場: 大阪府立江之子島文化芸術創造センターenoco ルーム6(B1F)
     http://www.enokojima-art.jp
     大阪市西区江之子島2丁目1番34号
交通: 大阪市営地下鉄千日前線・中央線「阿波座駅」下車、8番出口から西へ約150m

*会場費を参加者で均等割りします。
*会員でない方の参加も大歓迎です。当日直接お越しください。
*開始時間が早くなっていますのでご注意ください。

関西部会担当:湯浅俊彦

連絡先
立命館大学
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL: 075-466-3136 (研究室直通) FAX:075-465-8188(文学部事務室)

【概要】
 1970年代にメディアを通じて形成された日本における「アイドル」文化は、80年代以降、広く学校に通う年代の男女の若者が共存したメディア空間のなかで親しまれるものから、一部の熱狂的なファンに愛好されるもの、また、ジェンダーによってセグメント化され受容されるものへと次第に変貌し定着していきます。その変容に出版メディアはどのように関わっていたのかを議論していきたいと考えます。