日本出版学会 出版史研究部会開催のご案内 (2018年12月14日開催)

■ 日本出版学会 出版史研究部会開催のご案内 (2018年12月14日開催)

テーマ:
国際著作権法のグローバル化に於ける戦間期の日本非政府アクターの役割

講 師:マイ・ハートマン氏
      (ベルギー学術研究財団博士研究員・ルーベン大学、上智大学客員研究員)

日 時:2018年12月14日(金)18:30~20:30
会 場:上智大学四谷キャンパス7号館4階 文学部共用室B
      東京都千代田区紀尾井町7-1
  https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya.html

交 通:JR中央線、東京メトロ丸ノ内線・南北線/四ッ谷駅 麹町口・赤坂口から徒歩5分    
参加費:会員 無料、非会員500円

博士論文執筆のため、日本で研究を続けているマイ・ハートマンさんを迎えて、日欧で発掘した資料の紹介やいままでの研究成果の片鱗をご紹介いただきます。発表は基本的に日本語で行われます。

 
【発表要旨】
最近のヨーロッパの研究においては、研究者の地道な研究の成果の共有化に伴い、伝統的な国家間関係だけでなく、非政府アクターをも含めて国際著作権法の幅広い利害関係調整がグローバルに行われてきた歴史をそれまでの研究領域から更に広げる進歩がみられる。日本における万国著作権保護同盟条約所謂ベルン条約への貢献に関する研究は、これまで専ら国家官僚や外交官の貢献に焦点を当てていたが、非政府関係者(出版界他)が法律の成立に関与していたことは無視されている。本報告では著作権グローバル化と非政府アクターの役割に関する新しい研究を踏まえて、国際的・超国家的次元において大きく変化していった戦間期の出版業界に日本の出版者、翻訳家と法律家の国際政治的な役割を分析する。

参加申込方法:
  件名を「出版史研究会申込み」として、下記あてにメールでお申し込みください。
  出版史研究部会 上智大学・柴野京子 shibano@sophia.ac.jp
  FAXの方は(03-3238-3094)
  学会員か非会員かを明記ください。満席の場合のみご連絡いたします。

企画:日本出版学会出版史研究部会