『編集者の危機管理術――名誉・プライバシー・著作権・表現』
堀田貢得,大亀哲郎 著
四六判,268ページ 並製
定価 2,100円(2,000+税)
ISBN978-4-7872-3333-2
2011年12月発行
青弓社 刊
出版界はついに電子書籍時代へのシフトを本格化させた。この転換期,編集者には何が求められるのか。誰もが編集長になるこの時代は,危機管理に優れた者が勝つ。名誉棄損・ブライバシー侵害,差別・不適切表現,そして著作権・商標権・不競法等知的財産権,景表法・PL法・薬事法等への対応力等,リーガルマインドを磨け! 筆者二人の体験的提言。
『出版産業の変遷と書籍出版流通』(増補版)
蔡星慧 著
A5判,230ページ
定価2,520円(2,400円+税)
ISBN 978-4-902251-98-2
2012年1月発行
出版メディアパル 刊
本書は筆者の博士論文の追筆本(2006年刊行)に産業データを加えた増補版である。本書では雑誌中心の出版が成立してきた背景要因,書籍と雑誌の総合流通構造の中で書籍流通の適合性を問題意識に置き,歴史的考察・現場へのインタビュー調査によって考察している。
『緒方竹虎とCIA――アメリカ公文書が語る保守政治家の実像』
吉田則昭 著
吉田則昭 著
新書判,256ページ
定価 819円(780円+税)
ISBN 978-4-582-85639-2
2012年5月発行
平凡社 刊
戦前は朝日新聞を代表する記者として活躍,その後政界に転じ,小磯内閣で内閣情報局総裁を務め,戦後は保守合同を主導した緒方竹虎。
機密解除となった米公文書館から,1955年の自民党結成にあたりCIAが緒方を通じて対日政治工作を行っていた実態が明らかになった。コードネーム=POCAPON。彼はアメリカのエージェントだったのか?
『書店の未来を創造する』 本の学校・出版産業シンポジウム2011記録集
本の学校 編
本の学校 編
A5判,192ページ
定価 2,520円(2,400円+税)
ISBN 978-4-902251-52-4
2012年7月発行
出版メディアパル 刊
〈本書のねらいと目次〉
本書は「本の学校・出版産業シンポジウム2011」の全記録。
第一部:シンポジウム
「いま改めて書店について考える――本屋の機能を問い直す」
第二部:4つの分科会報告
書店に求められる人材とは
“近刊情報”で出版ビジネスはこう変わる
“理想の書店像”をゼロベースで考える
電子図書館の現状と出版産業のこれから
新装版 『出版社の運命を決めた一冊の本』
塩澤実信 著
四六判,272ページ
定価 2,520円(2,400円+税)
ISBN 978-4-902251-75-3
2012年3月発行
出版メディアパル 刊
新装版 『創刊号に賭けた十人の編集者』
塩澤実信 著
四六判,272ページ
定価 2,520円(2,400円+税)
ISBN 978-4-902251-76-0
2012年5月発行
出版メディアパル 刊
新装版 『作家の運命を変えた一冊の本』
塩澤実信 著
四六判,272ページ
定価 2,520円(2,400円+税)
ISBN 978-4-902251-77-7
2012年7月発行
出版メディアパル 刊
30年ぶりに甦った出版三部作
四十代半ばでフリーランスになり,最初に手がけたのが『出版社の運命を決めた一冊の本』『創刊号に賭けた十人の編集者』『作家の運命を変えた一冊の本』の出版三部作だった。
幸運にも朝日新聞の書評欄で紹介され,新分野を開拓したとの評価をいただいた。ところが,刊行社の廃業で,久しく絶版になっていた。
その三部作が,下村昭夫氏の英断によって,新装版の形でそっくり出版メディアパルから甦った。今ひもといてみても,三部作で描いた出版界の内情は,大幅に訂正・加筆するほどの現実性は失っていない。
企画を生命とするこの世界は,“不易流行”の罷り通る生活の場のようである。