日本出版学会・出版技術研究部会のご案内(2017年8月7日開催)

■日本出版学会 出版技術研究部会のご案内(2017年8月7日開催)

京都外国語大学図書館所蔵稀覯本・「活字の歴史・印刷の歴史」印刷史料見学会

案内役: 奥正敬 (京都外国語大学図書館副館長)
     小倉有紀子 (丸善雄松堂・学術情報ソリューション事業部・古書部、ワールド・アンティーク・ブック・プラザ担当)

日 時: 2017年8月7日(月) 18:00~20:00頃
定 員: 25名
       ※要予約、日本出版学会会員を優先して先着順。
会 場: 丸善日本橋店3階/「京都外国語大学図書館稀覯本展示会会場」および「ワールド・アンティーク・ブック・プラザ」
       東京都中央区日本橋2-3-10
交 通: 東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅B3出口直結
参加費: 日本出版学会会員無料、非学会員500円

申込み・問合せ先:  日本出版学会・出版技術研究部会
 田中栞 koubaido@cam.hi-ho.ne.jp 電話045-431-1260
※「氏名・電話番号・ご所属・学会員か非学会員か」を明記の上、メールかお電話でお申し込み下さい。

 語学を通じた国際地域研究の推進を目指して、数々の稀覯本蒐書に努めている京都外国語大学図書館が、大学創立70周年を記念して、約60点の貴重書と著名人の自筆書簡約30点を展示します。
 『カトリコン』(1470年刊)など印刷揺籃期の本や、シェイクスピア没後7年の1623年に刊行され「ファースト・フォリオ」と称される貴重本『戯曲全集』(4種)をはじめ、ダンテ『神曲』(1497年)、モンテスキュー『法の精神』(1749年)、ジョンソン『英語辞典』(1755年)など世界各国の歴史的書物が一堂に会します。
 パピルス(8~11世紀)、ヴェラムに書写された『聖書』(1250年頃)や装飾写本『聖母日●(●=示へん+壽)』(1500年頃)、イベリア半島で制作されたコルク本『ドン・キホーテ』(1905~1906年)、同館が所蔵を誇るチリメン本のジャンルから長谷川武次郎の『絵でみる日本の人々の生活』(1895年、1903年)など、書物発祥と発達の視点からの展示品もあります。
 また別室では「活字の歴史・印刷の歴史」をテーマに、初期活版印刷による出版史料(グーテンベルク活字使用の『カトリコン』1469年原葉など)や活字見本帳、電鋳母型など、ヨーロッパと日本の活字の歴史に関わる実物も多数展示販売しています。
 日欧の貴重な書物や印刷史料について解説してもらい、古今東西の歴史的書物と古典籍の様相について、知識と理解を深めたいと思います。

主 催:  日本出版学会・出版技術研究部会(担当/田中栞)