日本出版学会 雑誌研究部会のご案内 (2019年11月14日開催)

■ 日本出版学会 雑誌研究部会のご案内 (2019年11月14日開催)

「海外提携誌の過去・現在・未来――女性ファッション誌における考察」

日 時: 2019年11月14日(木) 18時30分~20時30分
報 告: 富川淳子 (跡見学園女子大学文学部現代文化表現学科)
場 所: 日本大学法学部三崎町キャンパス 10号館3階 1031講堂
       〒101-8375 東京都千代田区神田三崎町2丁目3番1号
       https://www.law.nihon-u.ac.jp/campusmap.html

交 通: JR総武線・中央線 水道橋駅 徒歩5分
     都営地下鉄三田線 水道橋駅 徒歩6分
     都営地下鉄新宿線・三田線、東京メトロ半蔵門線 神保町駅 徒歩7分
参加費: 無料

申込先:
 準備の都合上、学会員か非会員かをご明記の上、「日本出版学会事務局」宛にメール(info@shuppan.jp)またはFAX(03-3313-7348)でお申し込みください。
 満席の場合のみご連絡いたします。

主 催: 雑誌研究部会(担当理事:玉川博章)

【報告要旨】
 1970年創刊『ELLEanan』(平凡出版・現マガジンハウス)から始まる日本の女性誌と海外雑誌との提携。それから約50年、発行部数を公表している海外提携のファッション誌は現在『ELLE JAPON』や『VOUGE JAPAN』など4冊にすぎないが、その歴史を振り返ってみると、本社の合併や契約形態の見直し、日本での版元変更など安泰だったとは言いがたい。
 当初は欧米の雑誌の写真やデザインセンスを学ぶという目的もあった海外提携だったが、日本独自の雑誌文化が発達、さらに雑誌不況が続く今、果たして欧米の雑誌と提携するメリットは現在もあるのか。1997年以降、右肩下がりの販売部数、雑誌広告も5年連続で減少という日本の雑誌業界をふまえ、海外提携誌の過去、現在を考察し、今後を展望したい。