前⽂

 ⽇本出版学会は、言論活動の基盤となる出版を研究対象とすることを鑑み、すべての会員は研究・教育活動およびその実践に関わる学会活動において、ここに定める研究倫理を遵守する。

(学問的誠実さ・公正性)
 真理を求める姿勢とその過程および成果の公開において、常に誠実さを旨とする。先行研究に敬意を払い、著作権侵害にあたるような行為、もしくは捏造、改竄、盗用、剽窃等の不正を行わない。研究成果に対しては、学術的公正さのみをもって判断する。研究資金を適正に運用する。

(⼈権の尊重)
 基本的⼈権を尊重し、国籍、年齢、性別、性的指向・性⾃認、⼈種、障がい、⺠族的背景、思想、宗教など、いかなる点においても差別的な言動を許さない。

(ハラスメントの排除)
 アカデミック・ハラスメント、セクシュアル・ハラスメントをはじめ、すべてのハラスメントを許さない。学術上の指摘にあたらない攻撃的・否定的な言動、相手の意思に反した不適切な接触・言動をしない。

(情報の管理・説明責任)
 研究にあたって収集した資料や情報の管理に留意し、必要が生じた場合に説明責任を果たす。ヒトを対象とした研究への配慮、プライバシーにかかわる情報の取り扱いには特に注意を払う。

(社会貢献)
 研究活動を社会に還元し、広く出版に関わる産業および市民活動に貢献する。

以上