「大学における出版教育のあり方」調査について  出版教育研究部会 (2009年10月23日)

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出版教育研究部会 発表要旨 (2009年10月23日)

「大学における出版教育のあり方」調査のすすめ方について

川井良介・蔡星慧・塚本晴二朗

 日本大学法学部6号館第6会議室において,以上のテーマについて出席者と意見交換をした。以下がその結果の概要である。

1.調査方法について
・学会のメーリングリストを使い,出版関連の講座を持っている方々に調査の趣旨を伝え,大学名,講座名,現職などメールでの返信を呼び掛ける。
・調査は上記の講座担当者,大学の担当専任,総合ジャーナリズム関連講座担当者宛てに依頼する(できる限り,いくつかの方法を併行)。
・シラバスを収集できる限り,収集し,事前分析した上で調査シートを作成する。

2.調査項目について
・出版編集コースを開講する意図,可能性はあるのか
・講座を開設したきっかけ
・開講する際の問題はあるのか,あるとすれば,どのような問題なのか。
・大学として業界支援(産学連携)は考えているのか。
・学会として提言できる点はあるのか
・出版を目指している学生の他に,学生に対する期待,出版を目指していない学生にも出版とは何か,出版の営みといったことを教える内容(スタンスを踏まえて)を考えているのか。
・出版人養成なのか,出版リテラシーなのか。大学からのアプローチ(メディアリテラシー)+業界の再教育(現場)
・専攻をしてない学生より,やはり現場では基礎教育を経たほうがやりやすい。
・「編集」というキーワードに特化したほうがいい(情報の収集,編集という過程)。
・テキストはどうすればいいのか。大学の新しいテキスト開発が欲しい。書物としての仕掛け。
・スキル,社会との関連,実践的な部分はどう考えるのか
・教員が見る受講学生へのイメージ
・職業としてのあり方,専門なのか,一般教養なのか
・出版教育を考える際,何がニーズなのか,一つの形を作っていく必要がある。
・授業の目標と趣旨に関してはいくつか項目を提示し,フリーアンサーにする。

◎研究会参加者の事例
・実践女子短期大学の「出版編集コース」
 ・2003年国文学科から日本語コミュニケーション学科に(5年目)。
 ・受験生も増える。
 ・短大生に出版教育ができるか,就職はできるかと懸念されたが,実際大手出版社に就職するケースもある。
・明治大学「文芸メディア専攻」
 ・出版印刷研究(前期),編集実践(後期),DTPの順で強化していく。
(塚本晴二朗)