2014年「日本出版学会・秋季研究発表会」成功裡に終わる
=二分科会・7報告+特別シンポジウム
去る11月29日(土)関西学院大学 大阪梅田キャンパスにて、恒例の「日本出版学会・秋季研究発表会」が開催され、下記のプログラムように「二分科会・7報告+特別シンポジウム」の多彩な内容で開催された。
報告者7名のうち5名が関西部会の構成メンバーとなり、日常的な「関西部会」の活動が、豊富な報告を生み出している「秋季研究発表会」となった。
とりわけ、特別シンポジウム「大学出版会の現在,そして未来―ショセキカプロジェクトから見えて来たもの」は、新しい出版のあり方を示唆するユニークな内容であった。
[プログラム]
《研究発表 第1分科会》 10階1004教室
13:30 「「女子向けアイドル誌」における読者交流とその変化」
田島悠来(同志社大学 創造経済研究センター 特別研究員)
14:00 「日本近代女性スポーツ黎明期以前における女性の体育思想
――『女学雑誌』を手がかりに」
中川裕美(愛知淑徳大学 教務補助)
14:30 「キャラクターの銅像にみる出版文化と地域振興
――マンガのパブリック・アート化と大衆コンフォーミズム」
楠見清(首都大学東京システムデザイン学部インダストリアルアートコース准教授)
15:00 「JATSからBITSへ
――多言語対応構造化組版の規格制定をめぐって」
中西秀彦(中西印刷株式会社・学術情報XML推進協議会)
《研究発表 第2分科会》 10階1005教室
13:30 「毎日年鑑の発刊――戦前の新聞社出版の一考察」
中村健(大阪市立大学学術情報総合センター)
14:00 「地域史誌の刊行事業について
――大字誌編纂の諸事例から」
高田知和(東京国際大学)
14:30 「大宅壮一の戦中と戦後――ジャワ文化部隊と「「無思想人」宣言」」
阪本博志(宮崎公立大学)
16:00 会場校あいさつ 芝田正夫
16:10 特別シンポジウム (10階1004教室)
「大学出版会の現在,そして未来
――ショセキカプロジェクトから見えて来たもの」
パネリスト:
土橋由明(大阪大学出版会・企画推進部)
松行輝昌(大阪大学全学教育推進機構・准教授)
山口裕生(大阪大学法学部3年生/大阪大学ショセキカプロジェクト)
司会:中村健(大阪市立大学学術情報総合センター)