日本出版学会賞 受賞記念講演会(1)「戦後フランスにおける言論誌の軌跡」のご案内(2022年10月17日開催)

 日本出版学会では、出版の調査・研究に関するすぐれた著作に対して、学会賞を授与しています。このたび、下記のとおり受賞記念講演会を開催いたします。

「戦後フランスにおける言論誌の軌跡」

 講 師:中村督氏(北海道大学)
 第43回(2021年度) 日本出版学会賞 奨励賞受賞
 『言論と経営――戦後フランス社会における「知識人の雑誌」』(名古屋大学出版会刊)

 
日 時: 2022年10月17日(月)19時00分~20時30分
場 所: オンライン開催(Zoom)
会 費: 無料
定 員: 100名
主 催: 日本出版学会・雑誌研究部会

申込先:https://forms.gle/DCSxAFHsGQFGP9PdA
    (Google Formにて受け付けます。上記URLをクリックしご登録お願いします。)
申込み締切:開催2日前(2022年10月15日(土))まで

※ 参加者には開催前日までに、Zoomの招待URLをお送りします。
 なお、指定の定員を超えた場合は、先着順とさせていただきます。
 
 
【開催概要】
 1964年に創刊された『ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』(2014年以降『ロプス』)は、フランスを代表するニューズマガジンである。この雑誌は、「知識人の週刊誌」として戦後の言論空間を形成すると同時に、経営面でも成功を収めてきたことが知られている。とくに1995年以降、長きにわたってニューズマガジン部門で最大販売部数を誇ってきた。
 『言論と経営』(名古屋大学出版会、2021年)は、これまで部分的にしか語られてこなかった同誌の歴史をまとめた著作である。本講演では同著の内容を踏まえたうえで、メディア史的観点から『ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』の歴史について考察し、ひいてはフランスのニューズマガジンの特徴を抽出したい。